春を告げる風物詩「ひなまつり」。
女の子の健やかな成長を願う伝統行事ですが、近年は様々な変化も見られます。
そこで今回は、山形県村山市で開催される「段々ロングなひなまつり2024年」に注目!見どころを徹底解説し、歴史の秘密に迫ります!
段々ロングなひなまつり2024年:見どころ
圧巻!1500体のひな人形
幅13.5メートル、高さ2.2メートルの雛段に、全国から寄贈された1500体。
ひな人形がずらりと並ぶ圧巻の光景は必見!豪華絢爛な御殿雛や、愛らしい京雛など、様々なひな人形をじっくり鑑賞できます。
地元の子供たちによる、可愛らしい手作りひな人形にも会うことができます。
貴重なアンティーク雛人形
明治時代から昭和初期にかけて作られた貴重なアンティーク雛人形も展示されます。
精巧な作りや当時の流行を感じられる衣装は、歴史好きにはたまらない見どころです。
村山市観光も満喫!
段々ロングなひなまつり開催期間中は、村山市の観光スポットも巡りましょう。
最上川舟下りで美しい景色を眺めたり、地元の特産品を味わったり、
充実した時間を過ごせます。
歴史と文化に触れる
村山市は、江戸時代から続く「楯岡ひなまつり」の伝統を受け継ぐ街です。
ひなまつりを通して、村山市の歴史や文化に触れる貴重な機会です。
イベント情報
- 開催期間:2024年2月29日(木)~3月10日(日)
- 時間:平日 11:00~15:00、土日祝 10:00~16:00
- 会場:村山市民会館 小ホール
- 入場料:無料
- アクセス:JR奥羽本線「村山駅」から徒歩約15分
段々ロングなひなまつり:歴史の秘密
ひなまつりの起源
ひなまつりの起源は、
古代中国の「上巳の節句」と日本の「流し雛」という2つの行事とされています。
人形に厄を移して川に流す「流し雛」は、平安時代から貴族の間で行われていました。
江戸時代のひなまつり
江戸時代になると、ひな人形は庶民の間にも広まり、
女の子の成長を願う行事として定着しました。
豪華なひな人形を飾ることは、家格を誇示する意味合いもありました。
村山市のひなまつり
村山市では、江戸時代から続く「楯岡ひなまつり」という伝統行事があります。
これは、各家庭でひな人形を飾り、親戚や近所の人々を招いて祝うというものです。
段々ロングなひなまつりの誕生
山形県村山市で開催される「段々ロングなひなまつり」は、
2004年に村山市制施行50周年を記念して始まったイベントです。
誕生には、以下の3つの背景がありました。
地域活性化
当時、村山市は人口減少と高齢化という課題を抱えていました。
そこで、地域を活性化し、観光客を呼び込むイベントとして、
ひな人形展を企画しました。
1000体以上のひな人形
村山市には、市民から寄贈された1000体以上のひな人形がありました。
これらのひな人形を活かせるイベントとして、段々ロングなひなまつりが誕生しました。
誕生当初は、現在の規模よりも小さかったのですが、毎年少しずつ規模を拡大し、現在では1500体ものひな人形が並ぶまでになりました。
段々ロングなひなまつりは、地域住民の協働によって運営されており、今では村山市の春の風物詩として多くの人に親しまれています。
誕生秘話
段々ロングなひなまつり誕生には、こんな秘話があります。
当時、
村山市の商工観光課の職員が、東京で開催されていた「全国ひな人形展」を訪れました。
そこで、全国各地から集まった様々なひな人形を見て、村山市のひな人形もこのように多くの人に見てほしいという思いを強く抱きました。
それがきっかけとなり、村山市で大きなひな人形展を開催する企画が持ち上がり、
段々ロングなひなまつりが誕生しました。
段々ロングなひなまつりは、地域活性化と伝統文化の継承という目的だけでなく、
多くの人々にひな人形の魅力を伝えるイベントとして、大きな成功を収めています。
まとめ:
山形県村山市で開催される「段々ロングなひなまつり2024年」は、
圧巻のひな人形展示だけでなく、伝統芸能の鑑賞や、村山市観光も楽しめるイベントです。
家族みんなで歴史と文化に触れ、春の訪れを満喫しましょう。